

犬用品と猫用品の通販年間購入額を比較すると、犬用品の年間購入額が猫用品の年間購入額を上回りました。エリア別にみると、犬好き県は近畿地方・中国地方に多く、猫好き県は東北地方・北陸地方・関東地方に多いことがわかります。また、都道府県ごとに、犬用品と猫用品の年間通販購入額を比較すると、犬用品の購入額が高い県が28県、猫用品の購入額が高い県が19県となり、犬用品の購入が多い傾向にありました。
犬用品の購入額が多い「通販犬好き県」の1位は滋賀で41,955円となり、全国平均15,612円比の約2.6倍という結果となりました。続いて、2位は千葉、3位は愛媛という結果でした。一方、猫用品の購入額の多い「通販猫好き県」の1位は宮城で24,667円となり、全国平均12,107円比の約2倍という結果に。2位は佐賀、3位は富山でした。
▶犬好きの滋賀は、県民所得2位、持ち家率17位。お金に余裕があり、犬を飼いやすい持ち家に暮らしている人が多い。また、日曜大工人口1位、園芸・ガーデニング人口7位と庭やベランダなど敷地に余裕があり、犬の飼育に適した環境の人が多いのではないか。
▶一方、猫好きの宮城は、年間雪日数が9位、年間平均気温が41位。通販猫好き県の上位には岩手(年間雪日数3位、年間平均気温46位)、富山(年間雪日数10位、年間平均気温36位)をはじめ、東北や北陸の県がランクインしている。雪が多く寒い地域では、飼い主と散歩に行きたがる犬よりも、室内飼いで気ままな猫が好まれるようだ。
![]() |
1970年生まれ。東京大学文学部卒。システムエンジニアとして活動する傍ら、「都道府県別統計とランキングで見る県民性(とどラン)」や「年次統計」などデータベースを駆使した統計サイトを複数運営。 都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン]はこちら > |
---|
![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
---|